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HSC(繊細・敏感)ちゃんの育て方

HSC(エイチ・エス・シー)とは「Highly SensitiveChild」のこと。HSPの子供バージョン。(※HSPについては下記参照)ひといちばい敏感な特性を持つ子供で、子供特有の困難さがあります。

「ちょっとしたことで、癇癪をおこしたり、泣いてしまう」「集団に上手くなじめない」「不登校」といった事で悩むママも多いと思います。

また、HSP気質は遺伝するものなので、ママもHSPで、お子さんもHSCというケースも多くあります。

HSPもHSCも気質であり、病気ではないので、治すものではありません。どういった気質なのかを正しく知って対処していくと、HSC気質を魅力として発揮出来るようになります。

目次

HSCちゃんってどんな子?

アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士がこの概念を見出しました。HSCちゃんは感受性が極めて強く敏感な気質を持っています。
HSPと同様、5人に1人の割合で存在し、男女比は同じです。

小さい子供の場合は敏感さからくる不快感を上手く言葉で表現できずに、大人以上に苦しんでいる事があります。

また、発達障害の自閉スペクトラム症と混同される事があるますが、別の概念になります。

判断基準としては、HSCチェックリスト23問中13個以上当てはまる場合、おそらくHSCである可能性が高いです。
13個以下でも「非常によく当てはまる」と感じた場合はHSCの可能性が高いです。

また、HSCの中にはHSS型(High Sensation Seeking)といって大人同様に刺激を求めるタイプも居ます。

注意して頂きたいのは、HSCというレッテル貼りをすることが目的ではなく、1人1人の子供の特性を理解するヒントにして頂けたらと思います。

HSC気質を理解する事によって、子育てが楽になることでしょう。

HSCちゃんの困りごと

些細な事で傷つく

HSCちゃんは、ささいな刺激であれこれ深く考えてしまいます。

例えば、10言われて9忘れてしまう子は怒られてもケロッとしていたりします。しかしHSCちゃんは1を聞いて10受け止めがち。そうすると、10言われて9忘れる子の100倍の事を受け取っていることになります。

そのため、大人やお友達の何気ない一言にとても動揺します。怒られてる本人は元気にしてるのに、近くに居たHSCちゃん元気を無くしてどんより。そんな事もよくあります。

集団行動が苦手

学校や幼稚園など、集団で教育される場では、一人一人の特性に合わせて環境を作ってもらうことは難しい。でも、HSCちゃんは人一倍環境の影響を受けやすい。

少しでも、不快なものがあると他の子よりもダメージが大きくなります。例えば、先生との相性、クラスの雰囲気、臭いや音など「気にしすぎ」と片付けられてしまう事でも本人にとっては大問題。

親や先生の理解や協力をどれだけ得られるかで、集団での適応が変わってきます。

理解が得られず、自分の困難さを言葉で伝えられず、キャパオーバーになると、ある日突然、学校へ行けなくなる事が起きます。

疲れやすい

とにかく色んな刺激を人一倍受けるので、帰ってきたらぐったり。先生やお友達の機嫌に振り回されたり、色んな出来事を深く考えたり。いつも心と頭が忙しい

周囲から見ると、そんなに疲れるような状況に見えなくても、相当神経を使っています。

さらに、皆の前では疲れてると言い出しにくい気質もあるので、家に帰って癇癪をおこすことも。
外では平気なふりをして一生懸命に頑張ってる子が多いです。

自信が持ちにくい・不安になり易い

細かい事に気が付くので、完璧主義になりやすく、なかなか自分にOKが出せなかったりします。
また、他の子が深く気にせず出来てる事が出来なかったり、敏感で刺激に弱いことから、自分を弱いと感じてる子も居ます。

そして、色んなことを深く考える為、不安になり易かったりもします。

周りから理解してもらえず否定的な言葉を人一倍受け取って、自分が悪いと思い込んでしまう事もあります。

HSCちゃんとの接し方

ここまで、HSCちゃんの生づらさに焦点をあててきました。親としては、目をそらしたくなる内容だったかもしれません。でも、HSCちゃんの気質は、素晴らしいギフトでもあります。

繊細で、よく気が付き、人の気持ちも理解できる。そして物事を深く洞察できる素晴らしい特徴です。この魅力を発揮できる接し方を是非、知って頂きたいと思います。

安心できる環境を作る

ママにとってHSCちゃんの子育ては少し忍耐が必要です。赤ちゃんの頃から夜泣きがひどかったり、癇癪も多く、周りと比べて「育て方が悪いのかな?」と自分を責めた事もあるかもしれません。

でも、決してあなたの育て方の問題ではありません。お子さんの生まれ持った気質です。もしもお子さんが、ママの前でわがままを言えていたら、それは安心できる場所だと思っている証拠。

HSCちゃんは、親の顔色を思っている以上に見ています。ママが好きなことをして楽しく生きていることがHSCちゃんにとっては、何よりも安心材料になります。そして、共感力の高いHSCちゃんは同じようにHappyな気持ちになります。

家事をさぼったり、子供を放っておいてでも、ママ自身が隙を見つけて楽しい時間を過ごして下さいね。共通の趣味があったら最高ですね!!

HSCちゃんオリジナル子育て

一般の子育て情報を真に受けて、HSCちゃんを育てると、途端に母子共に苦しくなります。
HSCちゃんには刺激の強い方法ばかりだからです。学校教育もその一つ。

例えば給食でアレルギーがあるわけでも無いのに「苦手だから残させてください」と親が先生に言うと「甘やかし」「過保護」と受け取られる事もあります。

そこで、「頑張ってたべなさい!」と言われるとHSCちゃんは空気を読んで食べます。でも吐きそうな程嫌なんです。それがトラウマになって、毎日献立チェック。嫌いな(吐き気がするほど)ものが出る日は、自然と体調不良に。

HSCちゃんを育てるママは、オリジナル子育てをする覚悟がある種必要になります。
周りは色んな忠告をしてくるかもしれません。「大人になった時大変だよ」「余計、神経質になるよ」などなど。

でも、ママである自分の勘を信じて(必要ならHSCちゃんの気質を学んで)、堂々とお子さんの繊細な要求に応えてあげてください。
ママが、「良いところだけでなく、マイナスな部分も受け止めてくれた!」という経験はお子さんにとって大きな財産になります。

そうは言っても、ママも心が折れそうに不安になる事もあると思います。
同じ様にHSCちゃんを育てるママや、HSP気質(子供の頃はHSCだった)の方と是非、繋がれる場をもって頂きたいと思います。

経験を聞いたり、共感を得られることで、とっても楽になれます。
毎月、お茶会セミナーを開催していますので良かったら、参加してみて下さい。

参加して頂いた方には「HSPほっこり会Facebookグループ」にご招待しますので、繋がり続ける事が出来ます。

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